HDMIケーブル AudioQuest Vodka を使ってみた
スピーカーケーブルは音の変化をハッキリ感じ取れますが、それ以外のRCAケーブル等になると、明確な違いが私にはなかなか分かりづらい。
ネット上では、あり得ないぐらいに激変したような表現が目白押しなんですけどね。
音の神がかり的な向上が書かれた記事は、枚挙にいとまがありません。
本当にそこまで変わるのか、はたまた変わってないとおかしいと思い込んでいるプラシーボ効果なのか。評論家はお金をもらう以上、変わったと書かなければならない大人の事情なのか。
ただ私が変化を認識できない一番の原因は
それが最大のポイントでしょう。
ここ 試験に出ます。
とある日にネットサーフィンをしていると、有名メーカーAudioQuestのHDMIケーブルが目に付きました。
名前はVodka。
ウォッカ・・・・お酒?
HDMIケーブルを変更すると、映像も音も良くなるのかな。
だがこれまでの経験から、スピーカー以外のケーブル類で納得できる違いを感じたことはあまり無い。
少なくともブラインドテストをされると、当てられるかは あやふやなレベル。
だから買っても意味は無い・・・、意味は無い・・・・・・・
これはワナだ・・・
けど・・・・・・
そんな誘惑に必死に抵抗。
ひっかかってなるものか。
↑
自宅
AudioQuest Vodka 1m
質感はさすがに安物のケーブルと全く違います。
できれば音も違ってください・・・。
以下の機器で視聴してみました。
プレイヤー:OPPO BDP-103JP
AVアンプ:Pioneer VSA-AX1AH
パワーアンプ:marantz MM8003
SPケーブル:AudioQuest SR15/4
スピーカー:KEF Q500
電源BOX:CSE CX-63
電源コード:XLO PL1500
S/A LAB HIGH END HOSE 3.5
使ってみた
ファイナル・ファンタジーシリーズはある程度やってきましたが、FF13は未プレイです。あまりの評判の悪さに買う気が失せました。
ただゲーム内容は散々に叩かれている中で、戦闘の音楽だけは誰もが「神曲」と認める絶賛っぷり。
ニコニコ動画で聞いてみると、マジ神でした。
私はFF13について、この音楽以外なにも知りません。
アルバムは一通り流したのですが、あまりにこの曲の印象が強すぎて、他が記憶に定着しないという。
というわけで流すのはオリジナルの戦闘曲「閃光」と、
そのアレンジ「ライトニングのテーマ」。
Amazonで1,000円以下で売っていた、名も無きHDMIケーブルと比較開始。
そして
あ り 得 な い ぐ ら い に
わ か ら な い ・ ・ ・
1,000円と28,000円の価格差ですが、どのような些細な違いも、完璧に分かりません。
「何となくあれが変わった?」という事もありましたが、もしブラインドテストをされると、2本のどちらが使われているかを、正確に当てることは困難です。
それは私にとって「変わった」と言えるレベルではありません。
てかそこまで一生懸命聞いて、ようやく分かる差異程度なら、コストパフォーマンスはゼロどころかマイナスでしかない。
何となく分かってはいました。
しかしほんの少しでも変わるのでは、と淡い夢を抱いていたのも事実。
その僅かな希望も地獄の底に叩き落とされたような悲壮と絶望感。
もはや何度聴いたか数え切れないほどに比較しましたが、ダメです。
ムリです。
今だけはプラシーボを私にください。
見た目が綺麗なので、神棚でも作って飾ろうかな。
ケーブルの神を崇めるために。