電源BOX CSE CX-63 を使ってみた
「オーディオは究極的には電源」
という記事をどこかで目にした覚えがあります。
もちろん電源の環境が最高なら、1万円のアンプが100万円を超えるマークレビンソンやゴールドムンドより良い音を奏でる、という意味では無いでしょう。
煮詰めて煮詰めてを繰り返して行き着く先・・・かもしれません。
結局はスタンダードに、まず音が出る下流のスピーカー、ケーブル、アンプと順番に替えていくのが、少し良い音を聞きたいと思う一般人には妥当でしょうねぃ。
まぁ、そうは言っても多少なりとも変化が見込めるのなら、電源も変えてみよう。
ということで、電源メーカーとしては有名なCSEのCX-63を中古で購入してみました。
CSE CX-63
家電量販店で売っていた、1,500円前後のマルチタップからの変更です。
これで変わりが無ければ笑えますが、そういのもオーディオの世界ではよくあることでしょうし、覚悟はしています。
以下の機器で視聴しました。
やっぱり重さが違いますね。
家電のマルチタップとは似ても似つかない。
ヴィヴァルディの四季では、これが一番好きです。
第一番の「春」を、家電のマルチタップで流した後に、CX-63に変えて比べてみました。
CX-63に変えると、音がクッキリ聞こえます。
つまり家電のマルチタップではノイズっぽい音が混じっていたんですね。
これは電源を変えてみないと気づけなかった事です。
音は好ましい変化で、ノイズっぽさが無くなった、低音が以前より出るようになった、楽器の繊細さが感じ取れると、書き出すと良いことばかり。
ただ劇的な変化かというと、そうではありません。
聞いて分かる違いではありますが、 スピーカーやスピーカーケーブル、アンプの変更等に比べると、その変化は小さなものです。
少なくとも私には。
今回は電源BOXから壁コンセントに使っているケーブルが安物でしたが、これをオーディオグレードに変えると、音質は更に向上するのかもしれません。
ただケーブル1本で激変というのは考えにくい。恐らく微妙な変化。
自分好みの音を探すため、いくつものケーブルを試していく作業になるのかな。
それは流石にめんどい。
単なる泥沼になりそうなので、ある程度 やってみるぐらいにしておきます・・。