Technics SU-C7000 を使ってみた
アンプをプリとパワーに分けるのは色々なメリットがあると言います。
その「色々」の詳しい部分は何となくしか分かってませんが、とにかく色々あるそうです。
ただいくら理論上のメリットがあるとはいえ、実際に「良い」と思える恩恵に浴しない限り、私には無意味。
そこで古い機種ですが、高級機Technics SU-C7000を見つけたので購入してみました。
Technics SU-C7000
プリアンプを使った事も無い愚鈍の身ではございますが、古いとは言っても紛れもない高級機に手を伸ばしてみました。
バッテリーが切れていたため、メーカーで新品のバッテリーと交換。
以下が視聴に使った機器です。
CDプレイヤー:SANSUI CD-α717DR
プリアンプ:Technics SU-C7000
パワーアンプ:SANSUI AU-α707NRA
スピーカー:KEF iQ3
※プリメインアンプの AU-α707NRAをパワーアンプとして使用。
使ってみた
まず驚くのがその重さ。
パワー部が無いのに17kg超えとか、どんなマテリアルが使われているのだか。
高級機だけあって、本当に高級感が漂ってます。
最初にバッテリー駆動をせず、電源を使用して音を出してみました
何だこの低音の異常な量は
あり得ないぐらいの低音がスピーカーから溢れだしてきます。
使用しているパワーアンプMM8003は低音が弱いタイプの機種ですが、
そこから信じられないぐらいの低音が飛び出してきました。
何というか、引き締まった低音ではなく、とにかく量量量量・・・という
低音爆盛りといった感じです。
これまで聞いていた音楽が、別次元のものになりました。
そして中音(どこからが中音なのか定義できませんが、私感の中音ということで)も
非常に豊かです。
代わりに高音は少し潰れてます。
それは当然ですね、こんだけ低音低音していると。
なんというか・・・・・・・・少し暗い?
全体としてどんよりくらーく聞こえます。
なので明るく楽しい曲にはむいてなさそう。
バッテリー駆動に切り替えると、少し音がおとなしくなります。
そして高音が若干ですが良く聞こえるように。
こちらのほうが全体として音が控えめ且つ綺麗ですかね。
ただ力強い音を流したいのなら、電源からのほうが良さげです。
とにかく音のパンチに衝撃を受けました。
これだけ力強く、また少し暗めなので、私にはオーケストラを聞くのにもってこいです。