インシュレーター SOUND CARE SS1 を使ってみた
スピーカースタンドを導入してみましたが、音の変化は分かりませんでした。
それならばインシュレーターを使ってみてはどうでしょうか。
これも音が色々変わると、雑誌やネット上の書き込みに多く見られます。
ということで確認するべく購入。
SOUND CARE SS1
スパイクとスパイク受けが一体となって使いやすい製品ですね。
以下の機器で視聴しました。
プレイヤー:Pioneer DV-AX5AVi
プリメインアンプ:SANSUI AU-α707NRA
スピーカー:KEF iQ3
RCAケーブル:AudioQuest sidewinder
SPケーブル:AudioQuest SR15/4
使ってみた
スピーカーとスタンドの間に3個を設置。
比較してみましょう。
音楽も歌も非常に良い作品。
ゲームをプレイしない方でも、このサントラは楽しめるのではないでしょうか。
私の好きなオープニングの「Pursuing My True Self」を再生。
インシュレーターを敷いているとき、敷いていないとき。
何回 聞き比べてもその違いは塵芥(ちりあくた)ほども感じられず。
高音が若干変わったとか、少しスッキリしたとか、ボーカルが聞きやすくなったとか、低音が締まったとか、そういった事はなーんにもありません。気づけません。
他の方ですと違いが分かるのかもしれませんが、私にはムリです。
どんなに目を閉じて集中しても、意識できる程度の変化を見つけることは出来ません。
スピーカースタンドはインテリアとして納得できましたが、この使い道はどうする・・・・。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: Aniplex Inc.(SME)(M)
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: CD
- 購入: 32人 クリック: 166回
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PC 音楽再生ソフトを比較してみた
オーディオは音を出力する側、いわゆる「下流」からお金をかけていくのが一般的です。
まずはスピーカー、次にスピーカーケーブル、アンプ・・・という流れ。
それに比べてPCオーディオは逆の「上流」、つまりは再生ソフト等を見直すのが音質向上の近道と言われています。
私がPCの音楽アプリで使用しているのは「JRiver Media Center」という外国の有料版です(使用言語は日本語を選べます)。
再生ソフトなんて無料が当たり前の昨今、約6,000円する有料プレイヤーをわざわざ買う価値があるのか? と当時は思ったものです。
そこで一ヶ月の体験版を利用してみたところ、あまりの多機能ぶりにほとほと感心させられ、迷わず購入しました。
非常に高音質と評される当アプリですが、機能面でも充実しており、有料・無料との歴然たる差を見せつけてくれます。
折角なので、今回は他の再生ソフトと音質比較をしてみましょう。
あまりこういったソフトを気にされない方は、何を使っているのでしょうね。
Windows Media Player かなぁ。
あれは使い勝手が酷すぎて、私は即 却下でしたけど。
シンプルな操作を目指したのかもしれませんが、どう扱っていいかが全く分からない。
Apple(というかジョブズ?)が確立した直感型デバイスに追従しようとしたかどうかは謎ですが、あまりにも思い通りにならない、且つどうすれば自分の思うように使えるかも分かりづらい。
Microsoftはやはりロジック型製品向け思考であり、人が意識せずとも自然に理解できるような操作性アプリの制作は難しいんだろうな、と思いました。
「foobar2000」はプラグイン導入によるカスタマイズが豊富な、今となっては有名ソフトです。出た当時はこの宇宙人のアイコンから、ウィルスと思いました。
またスキンも多くのユーザーが作っています。
「Bug head Emperor」は日本の個人が制作されているソフト。
高音質で一部に名を馳せている、ちょっとマニアックなプレイヤー。
尚、今回は音質確認のため、使い勝手は度外視の評価です。
それを考慮に入れると「Bug head Emperor」は確実に終わってますw
イコライザー類の設定はデフォルト、WASAPI出力で確認。
以下の機器で視聴しました。
PC:自作 Windows7 Corei5
再生ソフト:JRiver Media Center
foobar2000
Bug head Emperor
USBケーブル:Transparent PUSB2
ヘッドフォン:SENNHEISER HD 800
電源BOX:CSE CX-63
電源コード:XLO PL1500
LUXMAN JPA-10000
比較してみた
この曲が発表されてから、もうすぐ10年なんですね。
ただこれは、10年経っても色褪せない、正に名曲だと思います。
卒業式で学生が歌うにもふさわしい歌詞と旋律ではないでしょうか。
郷愁漂う音律と、森山 直太朗さんの透き通るような声、歌唱力は、何度耳にしても飽きません。
私は春に限らず年中 聞いてます。
それぞれのプレイヤーで視聴開始。
JRiver Media Center
ピアノは力強く鳴っています。
ボーカルが他2つのプレイヤーと異なり、少しコーラスがかったような響きがあるため、これが良い塩梅に音をゴージャスに聞かせる。捉え方を変えると若干のクセとなりますが、私個人は好きな音です。
スタートのピアノから迫力不足。フラットで立体感の無いボーカルが、残念度を更に増し増しにします。
他2つには及びません。
途中で聞くのを止めたくなりましたw
優れた点を見つけられません。
Bug head Emperor
JRiver ほどコーラスがかかっておらず、かといって foobar2000 ほど寂しくも無い。
言ってしまえば、一番ナチュラルでバランスが良い。
ピアノの力感と音量が良く、ボーカルにも適度な厚みがあります。
もっと豪華な音を出すかと予想していましが、なかなかに正統派なサウンド。
恐らく大半の人が好感を持てる音ではないでしょうか。
友人から面白いと言われて見たアニメ。笑えました。
そしてオープニングの歌がお気に入りに。
録音状況も良いようで、様々な音が聞きやすいため、POPSの男性ボーカル確認用としてこれからお世話になりそうです。
JRiver Media Center
楽器もボーカルも、そつなく鳴らしています。
音の定位もそこそこに明確なため、JRiver だけで聞くのならば文句は無い。
ただ後から比較する Bug head が1ランク上の音を鳴らしているため、このプレイヤーはいわゆる「及第点」止まりに聞こえてしまいます。
いや、十分優秀なんですけどね。
一言にすると「比較するのが可愛そう」なぐらい、他2つより劣ります。
開始のギターが驚く程ぼやけている・・・。
ボーカルはやはり「のっぺり」としており、楽器の響きが籠もってこれは辛い。
恐らく他のプレイヤーを聞いていなければ、そこまで気にしない方もいるでしょうが、JRiver と Bug head を使った後になると、音に関してはfoobar2000を選択する価値は無いかと・・・。
Bug head Emperor
森山 直太朗の「さくら」では大人しいサウンドでしたが、こちらは何故か JRiver より派手に鳴り出しました。かなり謎です。
ステレオで聞こえるギターは、弦の強い引っかけまでも再現されているかのようなリアリティが出ている。
バックに流れる小さなピアノもハッキリと認識でき、各楽器の音が他2つのプレイヤーよりかなり明確に聞き取れ、且つボーカルはそれに埋もれる事なくしっかりと中央で歌っています。
この曲では圧倒的に Bug head の勝利でしょう。
e-onkyo musicのお試しハイレゾシリーズ、クラッシック版です。
このシリーズはお手頃価格でハイレゾ音源が買えるため気に入っております。
「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 - 第1楽章」と
「ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 - 第4楽章」を中心に聞いてみました。
JRiver Media Center
「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 - 第1楽章」
foobar2000と比べることで、初めてヘッドフォンで「空気感」の違いを実感できました。
あちらでは聞こえないバックの音が響いており、それが音場全体の雰囲気を醸しだし、立体的で空気感のある音楽が再現されています。
「ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 - 第4楽章」
Bug head には届かないものの、弦楽器や管楽器、フルートの音質も問題は無く、全体としてしっかりとまとまっています。
クラシックも十分に流せる高い水準でしょう。
「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 - 第1楽章」
メインのヴァイオリンの音が、いつものように厚みが無く薄い。向こうが透けて見えるぐらいの極薄スライスハムです。
またバックで静かに流れる他の楽器の音が聞き取りづらいため、音楽全体の「空気感」が決定的に殺されています。
他のPOPS程に大きな音の差を感じにくいのが、ある意味幸いでしょうか。
目くじらを立てなければ、普通に音楽に浸ることは可能でした。
「ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 - 第4楽章」
開始のストリングスの非力ぶりがフォロー不可。
他2つのプレイヤーには、やはり手が届かない。
全体的に音の再現性が甘く、オーケストラが がっかり音楽会になっています。
まぁ、これも過度に気にしなければ普通に聞けるレベルだとは思いますけど。
Bug head Emperor
2曲共に、他のプレイヤーより良い。
ストリングスの力感がとにかく素晴らしい。
管楽器のリアルさ、空気感も JRiver より一歩上に聞こえる。
JRiver と極端な差はありませんが、オーケストラの再現性は間違い無くこちらの方が上でしょう。
以上、3つのプレイヤーを比べてみましたが、かなり低迷していたのは、世間で最も使われているであろう「foobar2000」です。
JRiver と Bug head を使ってしまうと、foobar2000 で聞く機会は無くなりそうです。てかもう使いそうにありません。
JRiver Medea Center は中間的な位置で、可も無く不可も無くの優等生。
音質面では Bug head に旗が挙がるでしょうが、使い勝手やその多機能を含めると、日常的に使うのはやはり JRiver になります。
Bug head Emperor は今回、間違い無く1番の音を出していました。
個人の方が作成されているソフトですが、この音質は素晴らしいの一言。
使い勝手は壊滅的wですが、それでも良い方であれば試されるのも一興です。
尚、上記比較に載せていませんが、後から使ってみたらとんでもないダークホースなプレイヤーも。
それは
LUXMANが出しているPCプレイヤーですが、出来ることが最低限で超シンプルなことと、1曲を読み出す度に「Loading...」と、今の時代のPCからすると、あたかもファミコンのディスクシステム並のローディング時間が存在するため、使用候補から外していました。
ただついでなので最後に聞いてみると
音が良いぞ・・・
ナンテコッタイ
あろうことか、どの音楽を流しても Bug head より良い。
クラシックは新世界のストリングスの力強さ・立体感が際立ち、POPSのボーカルは、少し主張したように前から聞こえ迫力が生じている。
少々コーラスがかったような音で、全体的に音が迫ってくる印象を受け、また楽器の定位が他のプレイヤーより明確に分かります。
今回比較に使った曲がどれも、この LUXMAN のプレイヤーを通した方が良く聞こえるという。
LUXMAN はオーディオメーカだからPCソフトの出来はそんなに良くないよね、という私の思い込みがあったようです。
ラックスマンはオーディオメーカーだからこそ「音の聞かせ方」が上手い。
これまで長年蓄積した経験から、どのような音の鳴らし方をすれば音楽が良く聞こえるか、というのを知っているため、このような音作りにしているのかもしれません。
POPSもクラシックも万能に流せるのです。本当にたいしたもの。
ただ使い勝手がね。。。。
そこはやっぱりソフト制作専門じゃないから。
ソフト開発は外部委託しているかもしれませんが、本格的に作るつもりがあるかどうかは不明です。
どう見てもこのプレイヤー、やっつけにしか見えませんし・・・。
今回はプラグインやイコライザーはデフォルトのまま使用していたので、それらを調整することにより、JRiver Media Center や foobar2000 はかなり変化すると思います。
この比較はあくまで個人の趣味主観としてお受け取りくだされば幸いです。
てか私のブログが全般的にそうなのですが。
しかし本当に面白いのは、以前にUSBケーブルの変更やDDCを導入しても、全く音の違いが分かりませんでしたが、プレイヤーを変えると一聴して気がつくレベルで変化します。
PC音楽について「上流」の変更を求められるのは、確かな事でしょう。
使い勝手は勿論、自分に合った音質のプレイヤーを探すのもPCオーディオの楽しみかもしれません。
CD音源とDSDファイル を聞き比べてみた
DSDはCDクォリティのファイル(44.1kHz)より高音質で、よく「空気感が違う」等の記事を目にします。
そうなると本当にハッキリと分かる違いが出るのか。
どこかの記事でDSDとCDファイルの音質比較を行い、DSDの方がやはり良いと書かれていましたが、そのテストで比較されていたDSDとCDデータは別の曲でした。
それ意味ないよね・・・。
録音状況が異なる音楽を比べたところで、正確に分かるとは思えません。
もしかしたら違いが出にくい事を恐れ、わざと別音源を使ったかもしれませんが。
そこはきっと大人な事情もあるのでしょう。
ということで、そんな事情もしがらみも何も無いダメダメな耳の私が、同じ音源のDSDとCDデータを比較してみました。
視聴に使った機器は以下です。
プレイヤー:OPPO BDP-103JP
AVアンプ:Pioneer VSA-AX1AH
パワーアンプ:marantz MM8003
SPケーブル:AudioQuest SR15/4
スピーカー:KEF Q500
電源BOX:CSE CX-63
電源コード:XLO PL1500
S/A LAB HIGH END HOSE 3.5
※音楽ファイルはUSBメモリーから再生。
比較してみた
同じ曲でCD音質、DSDファイルの両方を所有しているのは少ないのですが、とにかく手持ちであったのを比較。
実際のピアノ演奏を録音したものです。
その中からラストナンバーの「POWDER SNOW」をそれぞれ聞いてみました。
・・・・・・これは
・・・・・・・変わった・・・・か・・?
と悩むぐらいに分かりにくい。
DSDのほうがピアノの響きが良いように聞こえるのですが、改めてCDファイルを聞くと、いや・・?気のせい?と思えます。
後半で鍵盤を強く叩き、弦の響きが激しく震える部分では、DSDのほうが低音が力強いかなぁ、と感じるのですが・・・・聞き比べると、思ったほどそうでもなかったり。
何度聴いても、ハッキリと「ここが明らかに違う」という点を見出すことが出来ません。つまりは、もし差があるにしても、一聴して分かる変化ではないということでしょう。
プラシーボを加味すれば「空気感が違う」と言えるかも(笑)
Suara : The Best 〜タイアップコレクション〜
Suaraさんが歌ってきた曲が多数入っているベスト盤。
良い歌が多く、素晴らしいアルバム。
e-onkyoでDSFファイルが販売されたのは、SACDで再生するのを手間と感じる私にとっては渡りに船。速攻で購入しました。
これだけ曲数が多くて2,000円は有り難い。
こちらにも「POWDER SNOW」があるので比較。
合わせて「キミガタメ」と「MOON PHASE」を聞いてみました。
どれも分かりません(汗)
そもそもの録音状況が良いのか、CD音質といえどクォリティの高さが突出しているので、ますますDSDとの優劣が分からない。
3曲ともに違いを感じることができません。
ハッキリ分かるのは
うん、どれも良い歌だ
ということですNe。
ラストはこれで。
Stingの歌で、1999年と昔のアルバムですが、SACDは海外で発売されているようです。私はDSFで持っているため、CD音質と比較します。
エキゾチックな雰囲気がお気に入りの曲「Desert Rose」をスタート。
これは違う!
DSDは、まず最初から楽器の明瞭感が高い。CD音質では分かりにくい細かな音がハッキリと聞き取れる。そのためか、DSDの方が立体的に聞こえます。
ボーカルもDSDの後にCDファイルを流すと平面的になる。
これはなかなかの違いでした。
まぁ、絶対にDSDじゃなきゃダメだ!
という程ではないにしても、どうせならDSDで聞きたい、と思えるぐらいの品質の差は感じました。
聞き比べてみて、1曲だけはその差が分かったものの、総合すると結局は「そこまで大きな違いはありません」。
というのも、CDクオリティでも元来の録音事情・加工内容が良ければ、非常に良く聞こえるからです。
この「聞こえる」というのがポイントでしょう。
高音質でノイズが少なくなっても、それをイコール良い音楽として必ずしも認識するわけではなく、むしろ人が好印象を持てるように加工した方が有利になる事もあり得ます。※なのでイコライザー等が役に立つ。
つまりハイレゾ=CDより良いと感じる音、は必ずしも成立しないということです。
実際、ハイレゾのクラシックの中には、平面的で楽器の音にも臨場感が無いものもあり、それよりは Aquaplus のCDクォリティの方が遥かに良いと感じる事があります。
また普通のCD音源を元にアップサンプリングしたものもあるため、DSDだからといって一概に良質な音とは言えないでしょう。
そうなると、現時点でDSD品質にこだわる必要性を私は感じませんでした。
少なくとも私の耳では。
ただ1点だけ、心残りが。
私のテストでは同じ曲を選択していますが、いかんせん視聴機器が心許ない。
DSDのまま転送できる
そう、BDP-103JPならね!
しているのですが、このAVアンプでは恐らく、受け取ったDSDデータをPCMに変換してからDAC処理しているはずです。
できればDSDを直接DACに転送・処理してくれるAVアンプで試してみたい。
そうすればもう少し、何らかの変化はあるのかなぁ、とか。
いずれ対応出来るAVアンプを購入し、やってみましょう。