使ってみた いろんなオーディオ・PC機器

耳の良くない素人が、自分の持っている音響機器の感想を綴っています。

STOKKE VARIER バランスチェア を使ってみた

私は日常的にPC操作、読書が多く、必然的に椅子 or テーブルに座る時間が長くなります。
元々 猫背なのですが、それに拍車がかかり、首や肩こりが酷いことに。

本当はマメにストレッチをするのが良いと分かってはいますが、集中するといつのまにか3~4時間はすぐ経過してしまいますからね・・・。

椅子に座る時間が長いのであれば、背筋が伸びるバランスチェアを買えばいい。
そこで元祖バランスチェアであるSTOKKEの椅子を購入しました。

 

STOKKE VARIER マルチバランス

 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/313AKtsMAUL.jpg

 

高さ調整が付いているため、多数のSTOKKE ヴァリエール製品の中から、こちらを購入。

椅子で4万円以上はなかなかのものですね。
バランスチェアは様々なメーカーが販売しており、ストッケ以外であれば安い製品もありますが、取り敢えず元祖なら大丈夫なんじゃね? と思い、高くてもこちらにしました。

ただ実際に届いて分かるのは、見た目は可愛い子供向けデザインでありながら、作りはガッチリしています。
また木で出来ているため、かなりの重量です。 

 

使ってみた 

   

それでは早速、座ってみました。

 

 

ああ、思ったより自然な姿勢だ

 

 

以前、安物のバランスチェアを店頭で試した時、強制的に背筋を「伸ばされる」ようにピンッとなりましたが、これはそんな感覚は全く無く、とても自然に座れます。

そのため最初 「あれ?背筋が伸びない?」 と思って鏡を見たら、あらあら姿勢が良い(笑)
しっかり伸びておりました。

安物は首まで垂直になりましたが、このマルチバランスは首がごく自然に少し前に出るぐらい。

結局はしっかりと良い姿勢を保てています。
実際、このイスに座って猫背になろうとすると、きつくて出来ません。
背筋を伸ばして楽になれます。

 

欠点としては、膝当ての足部分に体重がかかるため、長時間 座るのは辛い事でしょうか。
そもそも背筋を伸ばすには「おへそと太ももの距離を空ける」のが大切らしいので、そうなると必然的に膝付近へ体重が乗ることに。

これはイスの問題というより、座って良い姿勢を得るためには仕方の無いことだと思います。そのため、このチェアーそのものが悪いわけではありません。

 

兎にも角にも、目的の背筋ピンッを手に入れる事が出来ました。
それと面白い事に、このイスに2時間ほど座った後 外出すると、歩いていても背筋が伸びている(笑)

やっぱり子供にはバランスチェアに座らせ、幼い頃から良い姿勢をクセとして身につけさせれば、健康にとても良いでしょうね-。

 

また私は夜、寝ている時も肩や首のコリが酷くて目が覚めるのですが、そういう時はこのイスに座ると背筋が伸びるので楽になります。
なのでしばらくボーッとイスにかけています。

まさにマルチな活躍。

 

安物はあたかも拷問のように背筋を伸ばされましたが、これは自然な姿勢が保てます。
イスとして見るだけなら高価ですが、日常的な利便性、健康的な面から考えると、良い買い物をしたと満足しております。全く後悔がありません。

 

それと気に入ったのがその外観。 

 

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やっぱり北欧デザインは洒落とります。
とにかくカッコイイ。

家電もエルゴラピードなど、北欧製品の外観は秀逸です。

なぜ日本メーカーの商品は、ああもカッコ悪いのでしょうか。
掃除機なんか私から見ると本当に酷く、中途半端に近未来化チックなデザイン崩れや、あり得ない色遣いのケバさなど

「わざと醜悪なデザインにしているのか???」 

と本気で思ってしまう商品が、家電量販店に堂々と鎮座しています。

作りは良いので、後は本当にデザインを何とかして欲しい。

日本メーカーでセンスあるなぁ、と思うのは「±0」。また最近では「TIGER」が意外にもなかなかの見た目を出していますね。
後、一般的には「amadana」や「バルミューダ」でしょうか。

 

頑張って、ニッポン。 

 

DDコンバータ RASTEME RUDD14 を使ってみた

デジタルからデジタル変換を行うDDC(デジタル・デジタル・コンバータ)
何の意味があるんだろう?と思ってしまいますが、音質向上に寄与するそうです。 

PC音楽環境においては、USBケーブル接続を同軸等の光出力にする機器も増えています。代表的なのはM2Techのhifaceでしょうか。

ただ、DA-100でDDCを試したときに、私では何の違いも感じませんでした。

  

  

そこで懲りずにリベンジ。

DDCとして非常に評価の高い、RASTEME(ラステーム)のRUDD14を使ってみました。

要はDA-100のコンバータはおまけ程度の機能かもしれず、最初からDDCのみを目的とした製品ならば、もしかして変化があるのかな、と考えまして。

 

RASTEME RUDD14

 
 
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国産メーカーですが、残念ながら2014年現在は既に倒産して無くなっております。
小型ながらチープさを感じさせない作りです。
カラー表示部の画像は結構な粗さ。 有機ELなのにね・・・。 

 

以下の機器で視聴しました。

 

 PC:自作 Windows7 Corei5
 再生ソフト:JRiver Media Center
 USBケーブル:Transparent PUSB2

 DDC:RASTEME RUDD14
 デジタルケーブル:SAEC OPC-380
 DACLUXMAN DA-200 

 AVアンプ:Pioneer VSA-AX1AH
 パワーアンプ:marantz MM8003
 スピーカー:KEF Q500 

 電源BOX:CSE CX-63
 電源コード:XLO PL1500
       LUXMAN JPA-10000
       S/A LAB HIGH END HOSE 3.5 

 

構成図

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使ってみた 

  

純粋な楽器のみの音で堪能したいと思います。

 

 

Le Bleu

Justin King

http://ecx.images-amazon.com/images/I/41WKzXu08wL._SL500_AA280_.jpg

 

 

アコースティックギターの音色が何とも美しいアルバム。

ジャスティン・キングは、スペインギターやケルト音楽の影響を受けているそうですが、聞いてみて 「うん、確かにそうだ」 と納得できるほど、それらを思い起こさせる曲が詰まっています。 

Ben Lappsもカバーしている「Phunkdified」、後は個人的に好きな「Paris Morning」と「Knock On Wood」を流しましょう。Start!

 

 

 

 
 

・・・・・・こ れ は

 

 

わ か ら な い (死)

 

 

 

 

ヤバイです。

全く、そら恐ろしいほど違いを感じ取れません。
完全にDA-100の二の舞。

ちょっと別の曲もかけてみることにしました・・・。

 

 

 

 

たまに聞きたくなる、このボーカル曲でも比較を。

 

 

・・・・幾度も聞き直しているうち、ある変化に気づきました。 

 

若干、ほんの若干だけエコーがかかったように響いて聞こえる。
これがボーカルだと少し奥行きが出るように感じ(錯覚し?)、楽器だとホールやスタジオのような雰囲気が気持ち増す。

 

しかしこれは何度も聞き比べてようやく分かった違い。

つまり音楽を楽しんで聞いて分かったのではなく、どこが違うか必死に耳を澄ましながら解析して得た違いです。

 

私には本当にごくわずかの変化でしか無く、これを「明らかな違い」とは言えません。
ブラインドテストをしたら、間違い無くほぼ分からない自信があります

 

残念ながら、ネット上のような好感触は全く得られない結果に。

 

いくら「クロックには高精度±1.0ppmのTCXO(温度補償型水晶発信器)を搭載し、クロックジッターを大幅に低減している」と言われても、自分の耳で良いと思えなければ、私にとってはただのお高い箱です。 

DA-200はUSB接続だと96kHzまでなので、RUDD14を通せばPCのUSB接続を192kHzにコンバートして光出力できる・・・・・ぐらいの有用性しか見いだせません。 

 

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192kHzにできる 

そう、RASTEMEならね!

 

当該製品では無いでしょうが、RASTEMEの機器でブラインドテストをした結果、100万円を超える同種の機器より良い音がしたと絶賛されていました。
ですがそもそも、使った高級機器自体が数万円の商品と変わりない音色なのでは?と思ってしまいます。

 

デジタル機器ですと、いくら金額を費やしても大きな差を生むのは難しいのでしょうか。

 

 

「いや、キミの耳が腐ってるだけだから」

 

 

と言われれば、それでFAなんですけどね。

 

 

 

尚、今回 視聴した「Phunkdified」はYou Tubeにもアップされています。 

 

 

アルバムよりこちらのほうが、スピード感があり且つパーカッシブ。
見ても聞いても楽しい動画。 

このバージョンでハイレゾ録音したものを出してくれないかなぁ・・・。

   

 

スピーカーケーブル KIMBER KABLE 4TC-AN を使ってみた

スピーカーケーブルの変更は、音の質に大きな変更をもたらします。
高いDACやら電源を買うより、よほどコスパが高い。

 

 

現在使用している AudioQuest SR15/4 は高級ケーブルではありませんが、気持ち低音寄りのバランスタイプと感じ、気に入っております。ただ解像度の低さが難点でしょう。

そこで解像度を上げるなら、RCAでそれを体験できた KIMBER KABLE 製のSPケーブルを試してみようと、購入しました。

 

KIMBER KABLE 4TC-AN

http://ecx.images-amazon.com/images/I/313DVeeDb8L.jpg

 

D&Mの正規品を購入。

キンバーケーブルも偽物が出回っているそうなので、注意したいですね。
やっぱ偽物の出所はあそこの国でしょうか。
あらゆる贋作の一大生産地。

ただある村では、歴史的に有名な絵を「模写」とちゃんと明示し、売っていました。

そこは村民の大半が絵描きで、かなりの腕前が多いため、ホテルのエントランスに飾る等の目的で、世界中のバイヤーが買い付けに来ています。
贋作の大規模取引地域ですが、意味合いは全然違いますね。

そのように人を騙す目的では無い贋作であれば良いんですが。

閑話休題

以下の機器で視聴しました。

 

 PC:自作 Windows7 Corei5
 USBケーブル:Transparent PUSB2

 DACLUXMAN DA-200

 AVアンプ:Pioneer VSA-AX1AH
 パワーアンプ:marantz MM8003

 SPケーブル:KIMBER KABLE 4TC-AN
 スピーカー:KEF Q500

 電源BOX:CSE CX-63
 電源コード:XLO PL1500
       LUXMAN JPA-10000
       S/A LAB HIGH END HOSE 3.5

 

構成図

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使ってみた 

 

 

レミオロメンのベストアルバム。

この中から1曲目の「Sakura」で確認。

GO ! GO !

 

 

 

予想していた通りの高解像度!!

 

 

ただ・・・・ただ・・・・・・・・

 

 

低音が出ないっっ!!www

 

 

いや、それもある意味 予定調和なのでしょうが。

音は非常に解像度が高く、何より良いと思ったのが、高域寄りにも関わらずシャリシャリ感が少ない。
この点は素晴らしい。
これだけの高解像度でボーカルのシャリシャリ感が薄いのは、レベルの高さを窺わせます。

ただとても残念なことに、低音が一気に出なくなる。寂しいです。
ドラム系のパワーが明かに不足気味。ベース音も聞き取りにくい。
もしこれをオーディオでは無く映画に使うと、いくらウーファーで補っても、フォローできない領域の低音貧乏。

今回は私の嗜好に合わないためこのような結果に終わりましたが、恐らく低音が強く出過ぎるアンプやスピーカーと組み合わせると、このケーブルがバランサーとなり、素晴らしい調和を魅せてくれる可能性があります。

自分の機器特性を見極めて使える方には、これに代わるケーブルを探すのは難しいぐらいにストライクとなるかもしれませんね。

面白いメーカーです、KIMBER KABLE。

そしてまだまだお世話になります、AudioQuest SR15/4 様。