DDコンバータ RASTEME RUDD14 を使ってみた
デジタルからデジタル変換を行うDDC(デジタル・デジタル・コンバータ)
何の意味があるんだろう?と思ってしまいますが、音質向上に寄与するそうです。
PC音楽環境においては、USBケーブル接続を同軸等の光出力にする機器も増えています。代表的なのはM2Techのhifaceでしょうか。
ただ、DA-100でDDCを試したときに、私では何の違いも感じませんでした。
そこで懲りずにリベンジ。
DDCとして非常に評価の高い、RASTEME(ラステーム)のRUDD14を使ってみました。
要はDA-100のコンバータはおまけ程度の機能かもしれず、最初からDDCのみを目的とした製品ならば、もしかして変化があるのかな、と考えまして。
RASTEME RUDD14
国産メーカーですが、残念ながら2014年現在は既に倒産して無くなっております。
小型ながらチープさを感じさせない作りです。
カラー表示部の画像は結構な粗さ。 有機ELなのにね・・・。
以下の機器で視聴しました。
PC:自作 Windows7 Corei5
再生ソフト:JRiver Media Center
USBケーブル:Transparent PUSB2
DDC:RASTEME RUDD14
デジタルケーブル:SAEC OPC-380
DAC:LUXMAN DA-200
AVアンプ:Pioneer VSA-AX1AH
パワーアンプ:marantz MM8003
スピーカー:KEF Q500
電源BOX:CSE CX-63
電源コード:XLO PL1500
LUXMAN JPA-10000
S/A LAB HIGH END HOSE 3.5
使ってみた
純粋な楽器のみの音で堪能したいと思います。
アコースティックギターの音色が何とも美しいアルバム。
ジャスティン・キングは、スペインギターやケルト音楽の影響を受けているそうですが、聞いてみて 「うん、確かにそうだ」 と納得できるほど、それらを思い起こさせる曲が詰まっています。
Ben Lappsもカバーしている「Phunkdified」、後は個人的に好きな「Paris Morning」と「Knock On Wood」を流しましょう。Start!
・・・・・・こ れ は
わ か ら な い (死)
ヤバイです。
全く、そら恐ろしいほど違いを感じ取れません。
完全にDA-100の二の舞。
ちょっと別の曲もかけてみることにしました・・・。
たまに聞きたくなる、このボーカル曲でも比較を。
・・・・幾度も聞き直しているうち、ある変化に気づきました。
若干、ほんの若干だけエコーがかかったように響いて聞こえる。
これがボーカルだと少し奥行きが出るように感じ(錯覚し?)、楽器だとホールやスタジオのような雰囲気が気持ち増す。
しかしこれは何度も聞き比べてようやく分かった違い。
つまり音楽を楽しんで聞いて分かったのではなく、どこが違うか必死に耳を澄ましながら解析して得た違いです。
私には本当にごくわずかの変化でしか無く、これを「明らかな違い」とは言えません。
ブラインドテストをしたら、間違い無くほぼ分からない自信があります!
残念ながら、ネット上のような好感触は全く得られない結果に。
いくら「クロックには高精度±1.0ppmのTCXO(温度補償型水晶発信器)を搭載し、クロックジッターを大幅に低減している」と言われても、自分の耳で良いと思えなければ、私にとってはただのお高い箱です。
DA-200はUSB接続だと96kHzまでなので、RUDD14を通せばPCのUSB接続を192kHzにコンバートして光出力できる・・・・・ぐらいの有用性しか見いだせません。
192kHzにできる
そう、RASTEMEならね!
当該製品では無いでしょうが、RASTEMEの機器でブラインドテストをした結果、100万円を超える同種の機器より良い音がしたと絶賛されていました。
ですがそもそも、使った高級機器自体が数万円の商品と変わりない音色なのでは?と思ってしまいます。
デジタル機器ですと、いくら金額を費やしても大きな差を生むのは難しいのでしょうか。
と言われれば、それでFAなんですけどね。
尚、今回 視聴した「Phunkdified」はYou Tubeにもアップされています。
アルバムよりこちらのほうが、スピード感があり且つパーカッシブ。
見ても聞いても楽しい動画。
このバージョンでハイレゾ録音したものを出してくれないかなぁ・・・。